はじめに、中国には医食同源という考え方があります。漢字が意味
している通り、普段の食事が健康に通じますという思想です。お茶も
同じで種類によって効能が異なると言われています。本当に様々な
種類のお茶があり、細かく分けると5000種類以上もあるんだそう。
そんな中国茶ですが、作る行程によって大きく6種類に分けることが
できます。
中国で一番飲まれているお茶です。 基本的に発酵されていませんが、中には少しだけ発酵されているものもあるそうです。
水の色ではなく茶葉の色から白茶という名前がつけられたそうです。 なぜ茶葉が白いのかというと作る際、「揉む」という行程を経ていないから。 発酵はわずかながらされています。
茶葉を乾燥させた後から軽く発酵されて作られます。 行程に手間がかかるので、生産量が少なく貴重なお茶と言われます。
とても複雑な過程を経て作られているお茶で、発酵度合いも様々です。 代表的なものは烏龍茶。
全発酵茶。発酵させることで身体を温める性質を持つようになります。 明の時代末期から清の時代の初期にかけてヨーロッパに伝わったとされています。 中国の紅茶は茶葉の形がそのまま残されているそう。
緑茶を作る行程を経た後に茶葉を発酵させ、蒸して固めたものが黒茶です。 独特の風味を持つといわれ、香りも強いようです。 飲む時は一度洗茶してから。
上で紹介したお茶は、上に行けば行くほど身体を冷やし、逆に、下へ行けば行くほど 温める傾向にあります。その日の体調に合わせて飲んでみてはいかがでしょうか?? その他、上のお茶に含まれない番外編の中国茶もあります。
花茶は、その名の通り花の香りや味を楽しむことのできるお茶です。 花茶には、茶葉に花そのものを混ぜたもの、花の香りだけを茶葉に移したもの、 花そのものをお茶としていただく3つのタイプがあります。 どのタイプのお茶も、花の香りや味を楽しめます。
別名、芸術茶。新しいタイプのお茶で、1980年代後半に考案されました。 お湯の中で十分に水分を含むと、茶葉がふんわりとお花や貝、扇などの形に開きます。 目でも楽しめるお茶です。
茶樹以外のお茶を茶外茶と読んでいます。例えば...
八方茶:松の実や菊花、クコの実、氷砂糖にナツメなど。様々な
ものが入ったお茶。縁起が良いお茶としても有名。
苦丁茶:その名の通り味は苦いが、解毒/のぼせ/利尿作用が
あるといわれる。
羅漢果茶:甘味が強いがカロリー控えめ。ビタミン/ミネラルが
豊富な果物を乾燥させて作られている。
それぞれに色々な効果・効能があるとも言われています。 気になるお茶があれば、調べてみると楽しいですよ^^