甲状腺の働きは、概要にもチラッと書いたようにホルモンを分泌する
ことです。何ていうホルモンかというと、サイロキシン(チロキシン)
とトリヨードサイロニンと呼ばれるもです。また、カルシトニンという
ホルモンも甲状腺から出るホルモン=甲状腺ホルモンだと思いますが、
実際には区別して考えてください。ややこしいですよねf^_^;;
では、甲状腺ホルモンがどんな影響を与えるの?って話に移ります。
体の生命活動に有用となるタンパク質や脂肪、水分などを古いもの から新しいものに変換し、細胞を活性化します。 また、エネルギーを作り出すのがスムーズとなり体温を維持します。
成長ホルモンというホルモン(名前の通りの働き)の作用を手助け します。特に、新生児(文献によっては胎児)の脳の発育に大切 です。ホルモンが不足すると知能障害となることもあります。
心臓の運動を強くし、脈拍を早くする方へ調整します。
蠕動運動を強くし、便通が良くなります。
カテコールアミンは副腎髄質という器官から分泌される アドレナリン、ノルアドレナリンというホルモンを総称したものと捉えてください。 これらのホルモンは自律神経の1つである交感神経と同様の働き をします(交感神経はどちらかというと緊張・興奮しているときに 働きやすい神経)。ちなみに、副腎髄質から出るホルモンは 交感神経が興奮することで分泌が促進されるようです。 そのため、サイロキシンが多く出ると交感神経が優位の状態に なりやすくなります。
以上のような働きをしており、全体的に元気の源になるホルモンだと
いうことができると思います。