卵巣の大きさはアーモンド大、親指の先っちょ位の大きさとも言われ
ている骨盤内にある臓器です。位置は下の図の通りで、子宮の両側
に左右一対ずつ存在しています。なお、小さくて見えにくいですが、
卵管采はイソギンチャクのような形をしている想像してください。
ギザギザしています。
子宮のコトでも書きましたとおり、卵巣と
子宮、卵管は、それぞれ膜によって
つながれてます。ただし卵巣については
膜に覆われているのではなく、付着して
いると想像していただくと分かりやすいかもしれません。が、膜だけ
で臓器を固定することはできません。骨盤の側壁とは卵巣提索と、
子宮とは固有卵巣索という靱帯でつながっており、これらで固定さ
れています。なお、卵管采と卵巣とはくっついているように見えます
が、直接つながっているわけではなく、卵巣を包み込むように位置
しています。
卵巣の中身は不鮮明ですが、皮質と髄質の2層構造で成り立ってい
ます。髄質は卵巣間膜からの血管が通過しており、その表面を上皮
組織が覆います。一方の皮質は、成熟した卵巣の場合だと、様々な
成長度合いの卵胞が見られます。卵胞とは、卵子の元になる卵母細
胞と、その卵母細胞を守る卵胞細胞を合わせたもののことです。
場合によっては、卵巣の表面が、この卵胞によって突き出ることがあ
ります(異常ではありません)。
皮質と髄質って??
上皮組織って??