橋本病は甲状腺そのものに何らかの障害を受けたために、甲状腺
ホルモンの分泌が減少してしまうために発症する疾患の1つです。
甲状腺ホルモンの値が低下するため、体に様々な影響が出ます。
このページでは橋本病がどのような病気なのか解説していきます。
橋本病は甲状腺の病気の中で最も頻度が高く、圧倒的に女性に多い
傾向が見られています。40歳以上では10人に一人とも言われる発症
頻度で、たくさんの方が発症しています。この病気もまた、自己免疫
疾患の1つで、自分の身体にある甲状腺の濾胞細胞(甲状腺の構造を
参照にしてください)を自己抗体により攻撃してしまいます。
抗体は免疫反応を起こす上で欠かせないもので血液中に存在します。
本来は病原菌に攻撃を加える等の働きをします。自分の身体を攻撃
してしまうのを自己抗体と言い、橋本病でも、この自己抗体の存在
が明らかにされています。橋本病の場合は、サイログロブリン(Tg)
抗体、甲状腺ペリオキシダーゼ(TPO)抗体という二種類の抗体が
血液中から検出されます。
また、橋本病は一般に甲状腺が大きく腫れるとされていますが、同じく
甲状腺の腫れるバセドウ病とはちょっと腫れ方が異なります。どんな
腫れ方か?というと硬くて全体的に大きな腫れ(びまん性肥大と言う)
と言われます。