バセドウ病の治療法には、薬物療法、外科療法、放射線治療の
3つがあります。それぞれ長所・短所、向き不向きがあるので、担当医
と良く話合って納得できる治療を受けてください。
| ■■■ 薬物療法 | |
| 特徴 | メルカゾール、プロパジールなどの抗甲状腺薬を 使用した治療法。 |
| 長所 | 外来で可能なうえ、最も多くの人に適用できる。 持続的な機能低下症にならない。 |
| 短所 | 副作用が出現する恐れあり。人によっては長期間の通院生活が必要となる。 |
| 特に適した人 | 軽症で甲状腺の腫れが小さな人。薬を規則的に服用できる人。 |
| ■■■ 手術療法 | |
| 特徴 | 甲状腺の一部、あるいは全部を摘出。 |
| 長所 | 早く、しかも確実に効果が得られる。甲状腺腫の大きな人でも手術可能。 |
| 短所 | 一時的だが、費用の負担が大きい。稀だが、合併症 を引き起こす可能性あり。全ての手術に言えること だが、外科医の腕に左右される。傷跡が残る。 |
| 特に適した人 | 薬で症状・ホルモンのコントロールが困難な人。副作用がある人。 甲状腺腫が大きい人。腫瘍を合併している人。 |
| ■■■ 放射線治療 | |
| 特徴 | 放射性ヨード(アイソトープ)のカプセルを内服して、甲状腺を放射線で破壊。 |
| 長所 | 身体の負担が少ない。外来でも可能。 事前にヨード制限が必要だが、治療が簡単・容易に行なえる。安全性が高い。 |
| 短所 | バセに伴う眼症の悪化。効果が現れるのに時間がかかる。甲状腺機能低下症に移行しやすい。 |
| 特に適した人 | 妊娠中、授乳中の人以外の人。心臓病などで手術できない人。15歳以上の人。 |